どうもhikaruです。
いきなりですが悟りの境地に達したのかもというほど、すごい本を読み感動いたしております。
生きるヒントを見つけてしまった!
くらいの本に出会ってしまった。著者のポーターさん、ありがとうです。
誰にでも簡単にできる幸せになるゲームを知ることができたんです。
その本を教えてくれたのは「読書のすすめ」店主の清水克衛さん。
清水さんは国民を読書の世界に引きずり込む達人で、先日読んだ彼の著書『5%の人』の巻末に、おおすすめ20冊として紹介されていたんで一度読んでおこうと思ったわけです。
その中の一冊が
『少女パレアナ』
1913年アメリカ人女性の小説。なんと今から100年以上前の小説なんです。
100年以上前の本なんて、なにを今更感がありますが、結果読んで良かった~。
やっぱり良い本は語り継がれていくんですね。
ストーリーは主人公の少女が、亡き父から教えてもらった「遊び」を人々に広めていくんです。引き取られた先の叔母の土地でも「遊び」をやっていくうちに、その土地の人々が少女のファンになっていくというストーリー。
小説だからフィクションで物語も単純なんです。話しが二転三転することもなければドキドキハラハラでもスリリングでもありません。
しかししかし、この本は良い! 感動して最後は泣きました。
いやいやこの本100年経っても色褪せてない。素晴らしい!
これみんなに読んでほしい。
この小説は売れたと同時に、その中の「遊び」が当時アメリカで流行したそうなんです。
正直、この本に出会えて良かったと本気で思えました。
今まで読んだ本のベスト5にいきなりランクイン決定です。
で、その幸せになる遊びというのが「なんでも喜びを見つける」遊び。
どんなことかというと、日常の何気ない事でも「喜びを見つける」こと。
もっと簡単にいうと
なんでも喜ぶこと
ただそれだけ。
たったそれだけなんですが人生訓にしたいほどの内容(遊び)です。
例えば少女は父を亡くしお金持ちの叔母に引き取られました。大きな家なのでどんな素晴らしい部屋に住めるのだろうと期待していましたが、案内されたのは意地悪にもなんの飾り気のない2階の暑苦しい屋根裏の物置き部屋でした。もちろん部屋には鏡も絵もありませんでした。少女はうすうす叔母から嫌われていると感じながらも、少女は言いました。
「鏡がなくてうれいしわ。 鏡がなければソバカスも見えませんから」
「絵なんていりませんわ。 窓から木や家や教会が見えるわ ずっと向こうには川が流れてるのが絵のようじゃない。こんな素晴らしい景色があったら絵なんていりませんわ。叔母さんがこの部屋をくださってうれしいわ。」
なんて娘だ。
豪華な部屋が与えられると思っていたのに・・・・正反対のボロ部屋なのに・・・・鏡がなくて喜んでる。しかもソバカスが見えないのがうれしいなんて・・・・ウウゥ涙涙
素敵な絵を期待してたはずなのに、窓から見える風景のほうが素晴らしいなんて・・・・ウウゥ涙涙
(嫌われているのに)叔母さんがこの部屋を準備してくれてうれしいなんて・・・・ウウゥ涙涙
この少女パレアナさんは最初からノー天気な性格じゃないんです。ごくごく普通の感性を持った少女です。
そんな少女がなぜそんな前向きな発言ができるかというと、牧師の父から教わった「なんでも喜ぶゲーム」をしているんです。
この「なんでも喜ぶゲーム」がアメリカ中で流行したそうです。そして辞典にも「パレアナ」と引けば「喜びを意味する」と出てくるそうです。すごいですね。
よく「プラス思考」になれ!と言われます。前向きになって解決することが大切だと。
そう言われてきたし、そう言ってきました。
ですからつらい時に、プラスに・プラスに・プラスにって何度、頭の中でつぶやいたか分かりません。
しかしそれで気持ちが入れ替わったことが何回あったでしょう。あんまり「無い」のが本音かなと。
自分自身を強引に、気持ちを入れ替えようとしても上手く気持ちを入れ替えられなかった経験があなたにもありませんか?
それに「プラス思考」ってなかなかエネルギーを使うように感じた事ありませんか?
はっきり言ってちょっと疲れませんか?
嫌な事があると自分のマイナス感情に負けて「プラス思考」に考えられないことは誰でも経験しているはずです。
意識をちゃんと保ってないと「プラス思考」って結構難しんですよね。
それなら「プラス思考」を「喜びを見つける遊び」に転換してみたらどうかなとhikaru提案。
遊び(ゲーム)なんだと割り切ってしまえば、肩の力も抜けて無理に「プラスにプラスにプラスに」とプラス思考に寄せていかなくてもいいことに気が付きました。これは楽です。
所詮ゲームなんだからオモシロオカシクです。
ゲームなんだからね。
しかししかし、この小説ちょっと問題もありまして文庫本だから文字が小さい。老眼世代にとってはメガネのまま読むか、メガネを外して読むかちょうど微妙な文字の大きさで・・・まあそれはいいんですが、昭和37年(1962年)に和訳された小説なんですね。内容は素晴らしいんですが、訳が古めかしいんです。セリフの訳し方たとえば「心配なさらないでいいですの」「頼んでくだすったの」調なんです。
この点がやや読みにくいんです。
そう感じてたら、なんと新訳「少女ポリアンア」があるではありませんか!
これなら新訳とある以上読みやすくなっているでしょう。もし買われるならこちら一択です。
ここで恥ずかしい発表しますが、今年の目標は「24時間スマイル」なんです。もちろんなかなか出来ていません。小さな事でイライラしてます。夜風呂に入りながら反省してます。
ちょうどそんなタイミングで「少女パレアナ」を読んだこともあり「喜びの遊びゲーム」入ってくるんですね。なんでも喜んでしまえば「24時間スマイル」もできそうな気がしてます。
なんでも喜んじゃえ!!
です。