趣味 読書(かもしれない)
ワタシhikaru24歳まで本を読んだことがなかったんです。(25年以上前のはなしです)
アニメしか読んでこなかったんです。
だから根っからの読書好きではありません。むしろ活字大嫌いでした。
転機が訪れたのが蓄膿症の手術で3週間の入院をしていたときです。
上司が、お前入院中ヒマそうだから本を読めと「シドニーシェルダン著 ゲームの達人」の小説をお見舞いとして買ってきてくれたんです。
当時は小説を読むなんて考えられなかったので、正直全然うれしくなかったわけです。しかも大嫌いなハードカバーの本で上下巻と2冊もあるし。
なにを考えて小説なんて買ってきてくれたんだ、少年ジャンプの方が100倍うれしいぞと。
くらいに思いながらも、その上司はなんと来週も見舞いに来てくれると言うんです。
それはヤバイ。来てほしくない。来週絶対、感想を聞かれるはず。でも読みたくない、どうしようどうしようと思いながらも渋々読むことにしたんですね。
高校時代は、活字を見ると3ページ目からは確実に寝ていたほどの読書嫌いで。
また蓄膿の手術のため鼻にはガーゼが入っていて鼻が完全に詰まり、集中力がない状態で読む気なんてさらさらなかったんです。
でもなにかと面倒見がよくて、口うるさくもある上司の顔を思い出すと読まずにはいられません。
その晩から渋々読むことにしたんですが・・・
そして読み始めたところ、なんと一気に5ページほど読み進めたんです。当時の5ページといったらほとんど奇跡で、読んだというか、なぜか読めてしまったんです。
あれれ5ページも読めちゃった。 いつもなら睡魔が襲ってくる3ページ目をすでに通り越してるぞ。
もうそれだけでちょっと満足感です。そして更に10ページ、20ページ、30ページと読めてしまったんです。
そしてなんとストーリーに入っていったんですね。活字嫌いだったのに。
うそ! おれ本読んでる! 結構この本おもしろいかも!です。
なんということか一晩で半分まで読んだんです。なぜか読めてしまったんです。
よく大きな目標を達成するには「小さな成功体験」の積み重ねが自信につながるって言いますよね。
まさにその心境で、読んでいくうちに自信がついてきまして。
ガーゼが入っているにも関わらず、読めたことに自信がついて翌日は上巻すべて読むことができました。
ここまでこれば完全に主人公になりきっていますから、その翌日に下巻を最後まで読み上げることができました。
ストーリーの面白さと、はじめて活字だけの本を読むことができた嬉しさで満足感いっぱいになったんです。
もう上司にありがとうです。買ってきてくれて感謝感激です。たぶん上司も冒険だったはずなんですよ。
きっと「シドニーシェルダン」のチョイスもよかったんでしょう。もしこれが「日本経済の過去と未来」だったら即死だったはずですから。
それから少しずつシドニーシェルダンの「真夜中は別の顔」「血族」などを自分で買うようになって「小さな成功体験」が少しずつ自信につながり、なんとなく趣味は読書かもといえるようになったんですね。
読書嫌いな方は是非シドニーシェルダンから入ってください。ブックオフの100均コーナーにあるはずです。
その後、人生訓・心の持ち方的な分野の本も好きになっていくわけですが、これらの分野は”心に刺さった” ”残しておきたい” フレーズがたくさんあって小説とはまた違う面白さがあり、それらの言葉に出会うたびビビビッとっくるのが楽しくなりました。
聖子ちゃんのビビビ婚みたいにときめくんですね。(知らない人のほうが多いですが)
「心に刺さるフレーズに出会う旅」といっていますが。
また本って人の意見が聞けるメリットがあります。
例えばですが、ニュースは必ず見るべきだとおもっていたところ、ある著者はニュースは見なくても必要な情報は必要なタイミングで必ず入ってくる。それよりTVを見ることによる洗脳被害のほうが弊害だ。
と書いてあるのを見て、そういう考え方もあるのかと納得したり、それもそうだなと考えたりもします。
今まで白だと思ってたことが黒だったり、〇に見えてたことが△に見えだしたり気づくことが多いんですね。
例えば「人って結局変われない」 「男と女って180°どこか火星人と金星人くらい違う生物」
なんて極論のようですが、考えてみると当たってるし(もちろん違う部分もありますけど)
また自分の言葉ではない「文法」や「使いまわし」などを知ることも楽しいですよね。
ちょっと賢くなったような気にもなります。
それとなにより身体に栄養を、心には読書という栄養をです。
これは読書でも誰かのブログを読んでも同じですが、ためになる話って面白いんですよね。
読んでてワクワクするし、実践できそうなことは明日から始めてみたくなります。
そんなこんなで、今後のブログにもたびたび読書ネタが登場します。